【ネットショップ繁盛店儲かる秘密はここにあった!】 第10日目
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『ネットショップ繁盛店 儲かる秘密はここにあった!』
2007/08/31 by 金太郎
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経営の本質は、お客様の要求を満たし、お客様を作り出すことです。
購入の決定権はあなたには1%もなく、お客様に100%あります。
会社の中で発生するものはただひとつコストのみ。
成果はお客様から得られます。困ったときはお客様が助けてくれます。
こんにちわ。
『頑張れ♪店長!』特別顧問 あなたの・・・金太郎です。
□プロフィール
http://d.hatena.ne.jp/no1kintaro/about
オーナーとは決定を下す人です。
オーナーは社員のやり方を指導する人でもなければ組織を管理する人でもありません。
決定によってお店の運命が決まるのです。
今回は社長の決定によって近鉄の運命が大きく変わったお話です。
参考「君よ日に新たなれ 鉄路を走り続けた男 佐伯勇伝」軒上泊
http://www.amazon.co.jp/dp/4120027732
昭和34年伊勢湾台風が東海地方を襲いました。
木曽川の堤防が決壊して、近鉄名古屋線が不通になった。
そのとき近鉄社長の佐伯勇はヨーロッパを回っていて
パリのホテルに入ると、日本の新聞が山のように届いていた。
本社から電報が届いていた。
「復旧の見込み立たず・・・」
予定を変更して早く帰りたくても
ヨーロッパでの公式行事はキャンセルできない。
その後アメリカを回ることになっていたが、
アメリカでの予定をキャンセルして帰国を決めた。
佐伯は電報を打った。
「罹災社員の救済は、前例にとらわれず徹底的にせよ」
連日の復旧作業で疲れていた社員たちにとって、
その電報は新たな奮起を促すきっかけとなった。
その一方でもうひとつの電報を打っていた。
「線路の復旧は、新線を優先すべし」
近鉄名古屋線は大阪上本町から伊勢中川までが広軌。
伊勢中川から名古屋までが狭軌だった。
軌道の幅が違うから伊勢中川でお客様は乗換えをする。
近鉄特急の大きなネックになっていた。
ゲージ統一をするということは決まっていたのだけど、延び延びになっていた。
帰国すると名古屋からジープを飛ばして木曽川の決壊の現場を視察した。
平地に敷いてあった線路も濁水にのまれている。
船で近づいていくと、他はみんな水に沈んでいるのに、
木曽川の新しくできた鉄橋だけが、濁水の上に白く、
くっきりと浮かんでいるのが見えた。
その瞬間、佐伯はこう呟いたのだ。
「かねての懸案であるゲージ統一をこの際実現する。これは復旧でなくて建設だ。」
翌日大阪本社に役員全員を集めて、
「今ここで、かねてから進めている、ゲージ統一化を実行しよう。」
「そんな殺生な・・・」
全社員の轟々たる反対の中に佐伯勇は、自らの決断を変えようとしなかった。
「いや、計画の中止は許さん。今こそやるんだ。考えてみろ。
水が引かないということは、電車は動いていないということだ。
これはまたとないチャンスやないか。今なら昼夜兼行でできる。
これこそが、危機の中にある活路やないか。」
佐伯は続ける。
「ええか、衣冠束帯は問わんぞ。(役職には関係ない。)
知恵あるものは知恵を出せ。」
佐伯の指示を受け彼らは計画案の作成に取り掛かった。
佐伯は何度も何度もだめを出し、ようやく最終案がまとまった。
名古屋営業所内に「軌間拡幅本部」が普段の職制とは別の
プロジェクトチームが編成されたのだった。
機が熟し、社員たちのエネルギーが最高度まで高まるまで佐伯は待った。
決断に基づいて十分な準備をして水が引くのを待っていた。
水が引いた。
「よし、やるぞ。あらゆる困難を克服して、その完遂を期さなければならない。」
伊勢湾台風から約2ヵ月後、社員たちのエネルギーは出口へ殺到した。
一斉にスタートしてたった9日間で直した。
これにより近鉄特急は大きな収入源になった。
このとき死に物狂いで働いた社員の一団があった。
それは伊勢湾台風によって家を流された社員だった。
佐伯がパリから最初に打った電報。
「罹災社員の救済は、前例にとらわれず徹底的にせよ」
家を建ててやれということだった。
家を奪われた社員たちは生活の根拠を奪われて
親戚や知り合いをたよっていた。
悲嘆にくれていたそのときに、社長が家を建ててやる。と言う。
社長の恩情に報いるのはこのときだとばかりに、死に物狂いの働きをした。
他の社員たちは、いつもは厳しい社長だけど
われわれが本当に困っているときは面倒を見てくれる。
このとき以来、近鉄にはストがなくなった。
会社がつぶれたら社長ただ一人が全責任を負います。
だから決定するのが社長の役割です。
社員を集めて社長の意図を明確にする。
なぜこういう決定をしなければならなかったかということを
噛んで含めるように何回でも説明してやることが大切です。
それでなければ社員はついてきません。
社員諸君もひとつ社長を助けてもらいたい。
何かいい工夫考え方があったら社長の私に教えてもらいたい。
やり方は社員の考え方を聞くのです。
決定は社長が自分の意思でやるのです。
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